令和7年度(2025)「第2回 科研塾」を開催しました

第2回科研塾が5月8日に開催されました。今回は「AIの上手な利用法」をテーマに据え、久保 陽介氏(一般社団法人先端科学技術研究支援協会理事長)にご講演いただきました。
演題:『研究計画調書チェック時のAI支援』
講師:久保 陽介氏(一般社団法人先端科学技術研究支援協会理事長)
久保氏は、実際にAIを活用して作成したスライドを使って客観的視点からのチェックが必要不可欠な研究計画調書に対して、AIが持つ客観視の可能性を利用した、研究計画書チェックにおける生成AI活用術について述べられました。
前半では、様々あるAIモデルの特性を詳しく説明。AIの持つ個性や性能を理解し、研究計画調書のチェックにふさわしいAIを選択についてご説明いただきました。
その上で後半では、AIからより正確で望ましい結果を得るために重要なこととして、AIに明確、具体的、詳細な指示を与えることを挙げ、このプロンプトの効果的な作成方法について、良いプロンプトのフォーマット例を示しながら、詳細にお話し頂きました。研究計画調書それぞれのチェック項目に対して、プロンプトの文章例も紹介されていますので、後日配信予定のオンデマンド配信を是非ご覧ください。
最後に田中所長より、非常に興味深いご講演であった。このAI機能を効果的に活用するためには、プロンプトの書き方にトライ&エラーが必要かもしれないが、活用次第では非常に有用なものと思われるので、自身でも是非試してみたいと結び、第2回科研塾は終了致しました。
■本科研塾の様子は学内オンデマンドにて期間限定で配信予定です。応募に向けて何回も見返すことができます。当日参加がかなわなかった方も是非ご活用ください。
■参加者事後アンケートを実施しています。当研究所では、今後さらに参加者にとって有益な情報を提供すべく、研究支援室と連携を取りながら積極的に支援していきます。
■お知らせ:令和7年度(2025)第3回『科研塾』 7月開催予定
詳細は決まり次第、研究所ホームページと一斉メールにてお知らせ致します。
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