国際学術研究・協力・交流

人間生活文化研究所のタイやミャンマーにおける学校保健改善活動により、大妻女子大学は平成15年から8年間「国際協力イニシアティブ事業」(文部科学省受託事業)の拠点大学となり、その成果は最高水準の高い評価を受けました。

また、平成22年から行った「アジア・アフリカ学術基盤形成事業」(日本学術振興会委託事業)では、アジア各国の8つの研究機関と研究協力協定(MOA)を締結するとともに、若手研究者の育成を目的とした活動を行う学術ネットワークSHERNA: School Health Education Research Network in ASIAを設立し、その活動は現在も続いています。

SHERNAの参加者はタイ、ミャンマー、ネパールの学校保健、環境教育などの専門家300余名で、研究所は彼らとともに共同研究、国際セミナーの開催、若手研究者の相互交流などを行っています。

ミャンマーにおいては、ヤンゴンの教育省内に研究拠点を置いて同国の教育大学21校と共同学術研究を行っています。平成26年3月には、教育省高官、教育計画訓練総局長、主任計画官を招聘しました。

こうした活動で得られた成果は、学術論文にまとめ、研究所編集・発行のオンラインジャーナル「人間生活文化研究」を通じて公表していきます。

  • タイの仏教寺院学校(研究所協定校)で修行僧に身体計測を指導する現地の共同研究者
  • 駐日ミャンマー連邦共和国大使キン・マウン・ティン閣下(写真左)と大澤所長。研究所創立30周年記念シンポジウム(平成24年)にて。